TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 3日続落。ソシオネクストが大幅安。丸紅や三井物産も続落。産業革新投資機構による買収観測でJSRがストップ高。業界再編期待で半導体材料が急騰
速報・市況2023年6月26日

☆[概況/大引け] 3日続落。ソシオネクストが大幅安。丸紅や三井物産も続落。産業革新投資機構による買収観測でJSRがストップ高。業界再編期待で半導体材料が急騰

大引けの日経平均は82円安の3万2,698円、TOPIXは4ポイント安の2,260ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は632、下落銘柄数は1,135。出来高は11億7,024万株、売買代金は3兆2,603億円。
先週末の米国株安を受けて、週明けの日経平均は売り先行で始まった。売り一巡後は小反発に戻した場面もあったが、後場は小幅安でもみ合いとなった。
ソシオネクストが大幅安となり、丸紅や三井物産も続落となった。そのほか、東電や楽天、エーザイが安い。
一方、政府系ファンドの産業革新投資機構が約1兆円で買収すると報じられたJSR(4185)はストップ高となった。JSRの先週末の時価総額は6,700億円強だったので、仮に1兆円で買収されるのであればプレミアムは約49%と計算される。
経済産業省が今月まとめた半導体・デジタル産業戦略では、国内で半導体を生産する企業の合計売上高を2030年までに現状比3倍の15兆円とする目標を掲げた。
半導体材料業界の再編期待から東京応化や大阪有機化学が急騰した。
海運株が買われた。商船三井は水戸証券が株主還元強化やグループ経営計画を評価し、レーティングを引き上げた。
そーせいが保ち合い突破で上げ幅を拡大した。ファイザーが開発中の糖尿病・肥満治療薬に対して、そーせいは研究開発で貢献しているため、開発の進展に伴って、マイルストンが入り、発売されればロイヤリティが入る。

業種別下落率上位は電力ガス、卸売、銀行、証券、ノンバンクで、上昇率上位は海運、化学、金属、鉱業、その他製品。(W)

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