TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB理事の発言で来年前半の利下げ観測が浮上したが、円高が進み、日経平均は小幅安
速報・市況2023年11月29日

☆[概況/大引け] FRB理事の発言で来年前半の利下げ観測が浮上したが、円高が進み、日経平均は小幅安

大引けの日経平均は87円安の3万3,321円、TOPIXは12ポイント安の2,364ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は565、下落銘柄数は1,052。出来高は13億6,815万株、売買代金は3兆5,441億円。
FRBのウォラー理事が「インフレ率が低下したという理由のみで政策金利を引き下げ始めることができる」と述べたため、来年前半の米国利下げ観測が浮上した。
米国金利低下でドルが売られ、一時1ドル=146円台に円高が進んだため、日経平均は下落した。
日銀の安達審議委員が「まだ出口政策の議論を行う段階にはない」と発言したため、日本の長期金利も低下した。日米金利低下で銀行が安い。円高で鉄鋼や海運も下落した。
一方、グロース株の一角は買われ、レーザーテックが高い。米国関連のリクルートも上昇。
政府クラウド関連のさくらインターネットは2日連続ストップ高となった。
霞ヶ関キャピタル(3498)はアラブ首長国連邦(ドバイ)の案件について2件売却決済と発表し買われた。

業種別下落率上位は鉄鋼、銀行、海運、保険、鉱業で、上昇は輸送用機器、電力ガス、サービス、情報通信。(W)

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