TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] FRB議長の講演を受け円高が加速し、一時3万3000円接近。自動車と銀行は売られたが、海運は高い
速報・市況2023年12月4日

☆[概況/大引け] FRB議長の講演を受け円高が加速し、一時3万3000円接近。自動車と銀行は売られたが、海運は高い

大引けの日経平均は200円安の3万3,231円、TOPIXは19ポイント安の2,362ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は700、下落銘柄数は908。出来高は13億1,591万株、売買代金は3兆3,211億円。
パウエルFRB議長が1日の講演で、「我々が講じた強力な措置により、政策金利はかなり制限的な領域に移行した」と発言した。
これを受けて、利上げサイクルが完了する可能性が高いという見方が強まり、ドルが売られ、週明けの東京タイムでは1ドル=146円23銭まで円高が加速し、日経平均は一時408円安の3万3,023円となった。
円高で自動車株が売られ、米国金利低下で銀行株も安い。紙パルプと商社も下落。
一方、バルチック海運指数が約1年半ぶりに3,000ポイント突破で海運が高い。
超純水装置の野村マイクロは半導体関連として物色され上場来高値を更新した。
トレンドマイクロは1日にIRデイを開催した効果で上昇した。
第一生命は新NISAの取り込み期待で買われた。
霞ヶ関キャピタル(3498)は、みずほ証券が今週のストラテジーウィークリーで取り上げたことが支援要因となった模様。一般的な不動産開発では土地を購入し利益を回収するまで、3年程度を要するが、当社は自己資金を寝かせないように、土地購入後約6カ月で開発計画をプランニングして土地を売却していると紹介した。

業種別下落率上位は輸送用機器、鉱業、銀行、紙パルプ、卸売で、上昇は海運、不動産、小売、情報通信。(W)

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