TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/寄り付き] 海外で1ドル=141円台後半の円高を受けて続落。自動車と不動産が安く、銀行は上昇
速報・市況2023年12月8日

☆[概況/寄り付き] 海外で1ドル=141円台後半の円高を受けて続落。自動車と不動産が安く、銀行は上昇

9時11分時点の日経平均は270円安の3万2,589円、TOPIXは13ポイント安の2,346ポイント。
植田日銀総裁が金融政策運営について「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言したことを受けて、出口期待から円が買われ、NYタイムに一時1ドル=141円台後半となった。
その後は144円台前半となっているが、円高加速を受けて、日経平均は続落の始まり。
トヨタやデンソー、三菱自動車、三菱重工、コマツ、豊田通商、セイコーエプソンなどが売られた。
ファーストリテイリングはSMBC日興証券がアジアの景況感鈍化を警戒し、投資評価を下げたため下落した。
第一生命はベネフィット・ワンへのTOBを発表したことで売られたが、ベネフィット・ワンは買い気配。
日銀によるマイナス金利政策解除への期待からメガバンクが買われたが不動産株は下落。
米国でAI関連の半導体株が買われた影響で、アドバンテストも上昇。ロームは東芝とパワー半導体を共同生産することで高い。
ABCマート(2670)はSMBC日興証券が投資評価を引き上げたことで買われた。

業種別下落率上位は輸送用機器、海運、不動産、ゴム、鉄鋼で、上昇率上位は銀行、空運、水産農林、サービス、紙パルプ。(W)

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