9時9分時点の日経平均は348円高の2万7,254円、TOPIXは18ポイント高の1,963ポイント。
米国株続伸を受けて日経平均は3日続伸の始まり。
米国でバークレイズ・キャピタルが、半導体産業は中国での経済再開の恩恵を今年後半から受けると予想し、AMDとクアルコム、ハードディスクのシーゲイト・テクノロジーの投資判断を「Overweight」に引き上げた。
その流れを引き継ぎ、レーザーテックや東京エレクトロンが買われている。
三菱UFJなどのメガバンクも高い。みずほ証券では2月10日の次期日銀総裁の発表、3月9~10日の日銀決定会合に向けて、再び国債利回りが上昇する可能性があり、新総裁の下でイールドカーブコントロールが撤廃される可能性が高いと予想するため、金融株のオーバーウエイトを継続したいと解説している。
その他、少子化対策関連のテノが続伸。
メルコHD(6676)は、製麺を手がける完全子会社のシマダヤを、資本関係のない独立した会社にする「スピンオフ」の仕組みを使い東京証券取引所へ上場させる準備を始めたと発表したことで買われた。
ジェテックコーポレーションは、上海で建設中の硬X線自由電子レーザー施設「SHINE」から各種長尺超高精度X線ミラーの大型受注を獲得したと発表し上昇。
一方、オリンパスとしまむらが売られ、亀田製菓は業績下方修正で下落した。
業種別上昇率上位は電機、金属、機械、銀行、卸売で、下落は紙パルプ。(W)