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速報・市況2022年11月11日

☆[概況/後場寄り] 「住宅を除くコア消費者物価」の前月比低下に注目

12時41分時点の日経平均は736円高の2万8,182円、TOPIXは35ポイント高の1,972ポイント。
米国の10月の消費者物価が予想を下回ったことで米国株が大幅反発となり、日経平均も反発を強めた。
大和証券では、単月のデータに対してここまでの反応はやや過剰気味にも映るが、「住宅を除くコア消費者物価」が前月比0.1%低下と下落に転じた点が反映されていると指摘。
ウォラーFRB理事は10月6日に「住宅を除くコアインフレの低下が数カ月続けば、それは大きなインフレの改善となる」と発言していたので、まだ単月の結果に過ぎないが、もし数カ月続けば軽視できないと指摘。
コア財の前月比下落は中古車や衣料品の下落が要因。

後場の日経平均は前引けとあまり変わらない水準で取引。
HOYA(7741)は上げ幅を広げたが、レーザーテックとアドバンテストは若干上げ幅を縮めた。
マネーフォワードが高値を保っている。
一方、ベネフィットジャパンは業績下方修正で大幅安となっている。
アリアケジャパンは原料高で上期が営業減益だったため売られている。

業種別上昇率上位は電機、化学、サービス、ゴム、精密で、下落率上位は空運、水産農林、陸運、食品、銀行。(W)

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