12時42分時点の日経平均は415円高の3万6,857円、TOPIXは33ポイント高の2,615ポイント。
自民党新総裁による解散総選挙への期待と4~6月期GDPを受けて、日経平均は上昇している。
後場の日経平均は前引けに比べて上げ幅を拡大した。
自民党総裁選では、小泉進次郎と小林鷹之が世代交代をアピールしやすいと見られている。小林鷹之は元財務官僚で、経済安全保障や外交、防衛などの分野における政策通として知られていて、タカ派的な姿勢から旧安倍派の若手議員からの支持が集まっている。
ただ、大和証券では総選挙後は年末の税制大綱に増税スケジュールが明記される懸念があると指摘。
防衛増税が2027年までの複数年で実施されると決められているからだという。
河野デジタル相は7月に日銀に対して、円安是正のために利上げを要求した。
利上げに加えて増税論議となると「偽りの夜明け」を再現してしまう懸念が強まると述べている。
後場はファーストリテイリングと東京エレクトロン、ファナック、トヨタが上げ幅を拡大。
銀行株と証券株は、下落局面の下落幅の割に戻りが相対的に小さいため注目された。
富士ソフト(9749)が年初来高値を更新。
業種別上昇率上位は石油、銀行、証券、非鉄、輸送用機器で、下落はサービス。(W)