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速報・市況2022年11月1日

☆[概況/後場寄り] 工場の国内回帰に期待する見方も

12時41分時点の日経平均は88円高の2万7,675円、TOPIXは9ポイント高の1,938ポイント。
香港株と上海株が反発しているが、中国経済の本格回復には、名目GDPの約3割を占める不動産業の底打ちが欠かせないと見られている。
中国政府による物件引き渡し圧力や政策銀行の支援により、物件開発が再開されてはいるが、開発業者は限られた資金を着手済み物件の建設に回しているため、新規の開発投資には依然、資金が回っていない模様。

米国による対中封じ込め政策で、生産拠点の脱中国化が急がれていて、円安も作用して日本国内への工場回帰が強まることは設備投資増加をもたらすと期待されている。

後場の日経平均は前引けに比べてやや上げ幅を広げた。
メルカリが大幅高を保ち、ソフトバンクグループも堅調。
パナソニック(6752)は昨日、通期の利益予想を下方修正したが、悪材料がいったん出尽くしと受け止められ買われた。
一方、メンバーズは昨日の上期決算が営業減益で急落している。

業種別上昇率上位は卸売、食品、鉄鋼、空運、鉱業で、下落率上位は金属、海運、電力ガス、建設、精密。(W)

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