12時46分時点の日経平均は604円高の3万8,326円、TOPIXは39ポイント高の2,808ポイント。
米国際貿易裁判所がトランプ関税について差し止めを命じたのは、相互関税と中国などに対する高率関税、中国とカナダ、メキシコに対する合成麻薬フェンタニルに関連した関税となっている。
他方、通商拡大法232条や通商法301条など異なる権限に基づき、鉄鋼・アルミ、自動車に関する関税は、今回の判決の影響が及ばない。
トランプ政権は上訴したが、野村証券では今回の判決により相互関税が一時停止となれば、米スタグフレーション懸念は低下すると予想。
ただ、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税を活用しずらくなったことを受け、品目別関税発動に向けた動きを積極化させる可能性には一定の注意が必要と述べている。
後場の日経平均は前引け同様600円を超える上げ幅となっている。
ソニーグループ(6758)は「金融インベスターデイ」を14時半から開催する。金融子会社のソニーフィナンシャルグループの上場に向けた情報発信が目的のため買われている。
東京海上が年初来高値を更新した。
タマホームは配当落ち以上に下落している。
業種別上昇率上位は非鉄、輸送用機器、保険、電機、証券で、下落は陸運、紙パルプ、不動産。(W)