12時37分時点の日経平均は600円高の3万3,376円、TOPIXは38ポイント高の2,380ポイント。
米国の長期金利だけでなく、日本の長期金利も低下しているが、大和証券ではECBのシュナーベル理事の発言で、ドイツの金利が低下した影響が大きかったと述べている。
ECBのシュナーベル理事はこれまで、インフレ低下の最終盤が最も困難な可能性があるため、追加利上げの道を閉ざすことはまだできないと述べてきたが、昨日のロイター通信のインタビューで「直近のインフレ率を見ると、追加利上げの可能性はかなり低い」と発言し、姿勢を変化させた。
これを受けて、市場ではECBが世界に先駆けて利下げに踏み切るという見方も浮上した。
後場の日経平均は前引けに上げ幅をやや拡大した。
キーエンスやニトリ、ブリヂストン、オリエンタルランドが上げ幅を拡大。
セック(3741)が年初来高値を更新した。
業種別上昇率上位は精密、電力ガス、保険、電機、輸送用機器で、下落業種はなし。(W)