TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/10時] 米半導体株指数の下落や持ち合い解消売りが上値を抑制。海運株とデンソーやコマツは高いが、タイヤと値がさハイテク株、不動産株は安い
速報・市況2021年3月11日

☆[概況/10時] 米半導体株指数の下落や持ち合い解消売りが上値を抑制。海運株とデンソーやコマツは高いが、タイヤと値がさハイテク株、不動産株は安い

10時4分時点の日経平均は29,072.09円の35.53円高、TOPIXは1,917.68ポイントの2.06ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は1,316、値下がり銘柄数は760。出来高は4億4,076万株、売買代金は8,544億円。
日経平均はもみ合い。米国の追加経済対策の成立見込みは下支え要因となっているが、米国半導体株指数の下落や期末の持ち合い解消売りが上値を抑制している。
なお、ファーストリテイリングが6日ぶりに反発し、ファナックが続伸となり、自動車電動化関連のデンソーは4日続伸。
コマツ(6301)はみずほ証券が「中立」→「買い」に引き上げたことで買われている。グローバルでの景況感回復と鉱物市況の上昇、北米子会社の構造改革による固定費抑制により、当面の業績回復に向けた確度がより高まっていると指摘している。
バルチック海運指数の上昇を受けて、川崎汽船や商船三井、日本郵船が高い。
一方、キーエンスと村田製作所、レーザーテックが売られ、ブリヂストンななどのタイヤメーカーも安い。
その他、三井不動産や三菱地所といった不動産株が下落している。
業種別上昇率上位は海運、紙パルプ、電力ガス、水産農林、ノンバンクで、下落率上位はゴム、電機、不動産、陸運、空運。

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