TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 三菱重工は高いが、川崎重工は下落
速報・市況2024年8月6日

☆[概況/2時] 三菱重工は高いが、川崎重工は下落

2時0分時点の日経平均は2,384円高の3万3,842円、TOPIXは163ポイント高の2,391ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,548、下落銘柄数は85。出来高は25億2,085万株、売買代金は5兆5,322億円。
三井住友DSアセットマネジメントでは、昨日の急落は「米国景気の先行き不安」と「米ハイテク株の続落」「ドル安円高進行」が重なり、海外投資家がかなりまとまった金額で先物を売ったため、裁定買い取引の解消や個人投資家の信用買い残高の整理などで「パニック相場」となったと説明している。
2023年の現物取引で海外投資家のシェアは約60%だったが、先物取引ではシェアは約75%と更に大きい。
日経平均は急落したが、10年超続く長期上昇トレンドに回帰しただけであり、過度に悲観する必要はないと述べ、今後、米国経済指標や米金融当局者の発言で不安が和らげば、相場は落ち着く見通しと解説している。

後場の日経平均は前場の高値に接近したが、突破できず頭打ちの状況。
三菱重工は第1四半期決算発表を受けて上げ幅を拡大したが、川崎重工(7012)は好決算だった分、通期予想の据え置きで売られた。
三井不動産は野村証券が懸念は過大と解説したことや、中国の富裕層の間で、資産を中国国内から日本の不動産にシフトさせる「キャピタルフライト(資本逃避)」がブームとなっていると報じられたことが支えとなっている。

業種別上昇率上位は海運、ノンバンク、ゴム、精密、保険で、下落業種はなし。(W)

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