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速報・市況2025年6月12日

☆[概況/2時] 米国とイランの核協議を巡る緊張から様子見

2時5分時点の日経平均は240円安の3万8,180円、TOPIXは6ポイント安の2,782ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は586、下落銘柄数は971。出来高は9億6,614万株、売買代金は2兆4,272億円。
トランプ米大統領は、イランの核兵器開発を止める協定を望んでおり、両国は数週間にわたり協議を続けている。
そして、トランプ大統領は、新たな核合意に達しない場合、イランを爆撃すると繰り返し警告している。
もしそうなると、イランがイラクにある米軍施設に報復攻撃する可能性があるため、米国政府は在イラク大使館職員の一部退避を準備しており、米国防長官はクウェートやバーレーンなどで米軍関係者の家族の自発的な出国を承認した。
中東の緊張で原油高となり、インフレ要因は米国の金融緩和を妨げることが懸念されている。
その他、トランプ米大統領ならば、イランに対する攻撃を実行しかねないということも不安視されている。
東証は様子見姿勢で、リクルートや信越化学などの米国関連が安い。
一方、軍事的緊張を受けて、三菱重工(7011)や川崎重工が高い。

業種別下落率上位はサービス、輸送用機器、金属、化学、鉄鋼で、上昇は石油、鉱業、機械、その他製品、銀行。(W)

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