TOP  NSJショートライブ  概況/米国市場  ☆1月6日の米国株式市場は反発。賃金上昇率鈍化とISM非製造業50割れで金融引き締め減速期待
概況/米国市場2023年1月7日

☆1月6日の米国株式市場は反発。賃金上昇率鈍化とISM非製造業50割れで金融引き締め減速期待

1月6日の米国株式市場は反発。
12月の雇用統計は非農業部門雇用者数が22万3千人増え、市場予想の20万人増を上回った。失業率は3.5%と11月の3.6%から改善し、市場予想の3.7%を下回った。
賃金上昇率は前年同月比4.6%と11月の4.8%から低下し、市場予想の4.9%を下回った。

アトランタ地区連銀のボスティック総裁は雇用統計を受けて、「労働市場の逼迫が少し緩和される兆しが見え始めれば、0.25%ポイントの利上げに傾くかもしれない」と述べ、0.5%の利上げ幅が縮小される可能性を示した。

12月のISM非製造業景気指数は49.6と、2020年5月以来、2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。
市場予想は55.0で、11月は56.5だった。

金融引き締めの減速観測から金利が低下したことで、景気敏感株が買われ、ボーイングやマスターカード、ビザが高く、NYダウは全面高となった。
ナスダックではテスラやアップル、アマゾン、エヌビディア、コストコが高い。

NYダウ工業平均は前日比700ドル(2.13%)高の33,630ドル。ナスダック総合指数は前日比264ポイント(2.56%)高の10,569。S&P500指数は前日比86ポイント(2.28%)高の3,895。
 
NYダウ採用銘柄で上昇率上位はインテル、ウォルグリーン、ダウ・ケミカル、ボーイング、アップル。下落銘柄はなし。

関連記事