11月1日の米国株式市場は続落。
10月のISM製造業景気指数は50.2となり、9月の50.9から低下したが、市場予想の50.0は上回った。
9月の雇用動態調査で求人件数は43万7千件増の1,070万件となり、市場予想の1,000万件を上回ったため、賃金上昇圧力が警戒された。
これらを受けて、FRBが積極的な金融引き締めを維持するという見方が重しとなった。
NY証券取引所では、医薬品のイーライ・リリーは通期の売上高予想を下方修正したことで売られた。
一方、JPモルガン・チェースとマスターカードは雇用拡大の経済指標を受けて買われた。
ナスダックではアマゾンは5日続落となり、時価総額が2020年4月以来の1兆ドル割れとなった。
アップルは中国でiPhone販売台数急減が警戒された。
心臓関連の医療機器メーカーのアビオメッドは、ジョンソン&ジョンソンが買収することで合意したため急騰した。
NYダウ工業平均は前日比79ドル(0.24%)安の32,732ドル。ナスダック総合指数は前日比97ポイント(0.89%)安の10,890。S&P500指数は前日比15ポイント(0.41%)安の3,856。
NYダウ採用銘柄はアップル、マイクロソフト、セールスフォースなどが売られ、JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックス、ナイキなどは買われた。上昇は11銘柄、下落は18銘柄。