12月2日に発表された米国の11月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は26万3千人増で市場予想の20万人増を上回った。
平均時給は前年同月比5.1%上昇で、市場予想の4.7%上昇を上回った。
インフレ圧力を警戒しているFRBが利上げを継続し、景気を減速させるという見方から、米国株は売り先行で始まり、NYダウは取引開始早々に355ドル安となったが、3万4,000ドルの大台を割り込まなかったため押し目買いが入り下げ幅を縮めた。
金利上昇一服を受けて、NYダウは終盤に小反発となった。
NY証券取引所ではボーイングやロッキード・マーチンが買われ、ダラーゼネラルは反発。
セールスフォースやスノーフレークは売られた。
ナスダックも下げ幅を縮めたが小反落で取引を終えた。
エヌビディアとAMDが売られ、ペイパルも安い。
太陽光発電関連のエンフェーズ・エナジーは買われ、メタプラットフォームズが上昇。
NYダウ工業平均は前日比34ドル(0.10%)高の34,429ドル。ナスダック総合指数は前日比20ポイント(0.18%)安の11,461。S&P500指数は前日比4ポイント(0.12%)安の4,071。
NYダウ採用銘柄はボーイングやナイキ、ダウケミカルなどが買われ、セールスフォースやインテル、ゴールドマン・サックスなどが売られた。上昇は17銘柄、下落は12銘柄。