12月9日の米国株式市場は反落。
11月の卸売物価指数が前年同月比7.4%上昇と、10月の8.1%上昇から鈍化したが、市場予想の7.2%上昇を上回った。
来週13日に発表される消費者物価も市場予想を上回るのではないかと警戒され、FRBによる金融引き締めの長期化が懸念された。
景気悪化観測でNY原油先物が6日続落となり、シェブロンが売られ、コノコフィリップスは8日続落。
ウォルマートはCEOが万引きがこれまでになく増えていると語り、万引きが減らなけらば閉店や値上げの可能性もあると述べたため売られた。
ナスダックではスポーツ衣料のルルレモン・アスレティカはクリスマス商戦を含む10~12月期の売上高予想がアナリスト予想よりも低かったため売られた。
テスラはリバウンド狙いの買いが入り、5日ぶりに反発。
NYダウ工業平均は前日比305ドル(0.90%)安の33,476ドル。ナスダック総合指数は前日比77ポイント(0.70%)安の11,004。S&P500指数は前日比29ポイント(0.74%)安の3,934。
NYダウ採用銘柄はシェブロン、アムジェン、ウォルマートなどが売られ、ディズニーやベライゾン、セールスフォースなどが買われた。上昇は5銘柄、下落は25銘柄。