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コラム2023年12月5日

【本日のマーケット】12月5日(火)

12月5(火)のマーケット                                                                   

12月4日の米国株式市場でNYダウは5日ぶりに反落。米国債市場がポジション調整の動きで金利が上昇したため、セールスフォースやパランティアテクノロジーズが売られた。一方、ウーバー・テクノロジーズはS&P500指数に採用されることで買われた。NYダウは前日比41ドル(0.11%)安の36,204ドル。ナスダックは反落。エヌビディアやテスラ、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、AMDが安い。ビットコインの上昇を受けて、コインベースは買われた。NASDAQ総合指数は前日比119ポイント(0.84%)安の14,185。S&P500指数は前日比24ポイント(0.54%)安の4,569。

前日の米国で金利が上昇しハイテク株主導で売られたため、日経平均は一時504円安。半導体関連が安く、鉄鋼株も下落。中国経済への不安から中国で開発事業を行っている宮越HDも売られた。コネクターメーカーのI-PEXはいちよしが「C」に格下げ。一方、さくらインターネットはエヌビディアが日本で連携する1社に挙げられ急騰。政府与党は来年度の税制改正で中小企業のM&Aに関する税負担を軽くすると報じられ、M&A仲介企業が上昇。

スタンダード市場では、ジェイイーティとAIメカテックが反落し、ワークマンは続落となった。一方、エヌビディアが日本の研究開発拠点を設置する意向で、エヌビディア関連のジーデップは大幅続伸。パスは北海道医療大学薬学部に提供した「フコキサンチン」で論文が発表され上昇した。

グロース市場では、GNIが売られ、ウェルスナビは3日続落。エヌビディア関連のHPCシステムズは大幅続伸。グラッドキューブはパーソナライズ動画広告を自動生成の新サービスで一時ストップ高。害虫「トコジラミ」対策では乾燥機の必要性からWASHハウスが2日連続ストップ高。

チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陰線。連日でのギャップダウンとなり、25日移動平均線(3万2808円)割れとなった。11月2日以来、1ヵ月ぶりにパラボリックも陰転となり調整色が色濃くなった。

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米エヌビディア、生成AIで日本に協力
日本証券新聞12月6日(水)紙面1面TOP記事掲載

さくらネット、SBなどと連携へ

さくらインターネット(3778・P)が急騰。一時ストップ高(400円高の2,191円)に買われ、11月30日の年初来高値を更新した。

米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が4日、岸田文雄首相と面会し、さくらインターネットやソフトバンク(9434・P)NEC(6701・P)NTT(9432・P)などの日本企業と連携して生成AIの研究開発を加速させると明らかにしたと複数メディアが報じた。岸田首相はフアン氏に、日本国内でのできるだけ多くのGPU(画像処理半導体)の提供を要請したという。

これを受け、エヌビディアの最上位パートナーであるHPCシステムズ(6597・G)が大幅続伸。開発支援分野でパートナー企業となったことがあるブレインパッド(3655・P)にも物色が向かい、11月22日の年初来高値を更新した。ここでは今年6月以降、生成AI関連として注目されるようになったさくらインターネットを取り上げたい。

・・・続きは紙面・Digital版で!

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今日の市況概況
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12月5日(火)☆[概況/大引け]

米国で利下げ織り込みは行き過ぎという見方も警戒。米エヌビディアの下落で半導体関連が下落

大引けの日経平均は455円安の3万2,775円、TOPIXは19ポイント安の2,342ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は295、下落銘柄数は1,333。出来高は13億4,935万株、売買代金は3兆5,833億円。
前日の米国で利下げ織り込みは行き過ぎという見方も浮上し、金利が上昇したため、米国株はハイテク株主導で反落した。
これを受けて、本日の日経平均は一時504円安の3万2,726円となった。

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