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コラム2024年2月21日

【本日のマーケット】2月21日(水)

2月21(水)のマーケット                                                                   

2月20日の米国株式市場は続落。マイクロソフトがエヌビディア製品に代わるネットワークカードを開発していると報じられたことも影響し、21日に決算発表を控えるエヌビディアが売られた。AMDも安い。イーライ・リリーは5日ぶりに反落。一方、ウォルマートは第4四半期の利益がアナリスト予想を上回ったことに加えて、スマートテレビメーカーのビジオHDの買収で合意したことも好感され上昇した。NYダウは前日比64ドル(0.17%)安の38,563ドル。NASDAQ総合指数は前日比144ポイント(0.92%)安の15,630。S&P500指数は前日比30ポイント(0.60%)安の4,975。

米エヌビディアが決算発表を前に下落したためアドバンテストを筆頭に半導体関連が安い。昨日買われたSMCも反落した。保険の第一生命とT&Dも下落。NY原油先物が反落したためコスモエネルギーも売られた。一方、あおぞら銀は「来期第1四半期より復配予定」とされたため大幅高となった。日本マイクロニクスはモルガン・スタンレーが目標株価を大幅増額し急騰。越境EC関連のBEENOSは英アセット・バリューによる保有判明で上伸。

スタンダード市場では、AIメカテックが新株予約権の発行でストップ安。マーケティング調査のアスマークは8日ぶりに反落。ハブは株主優待カードの贈呈金額を倍増したためストップ高。レシップは7月の新紙幣発行によるバス運賃箱の切り替え特需による上方修正でストップ高。

グロース市場では、ペルセウスは新株予約権の発行でストップ安。QPS研は3日続落。Kudanが大幅反落。サマンサJPは親会社のコナカが完全子会社化すると発表しストップ高。デジタリフトは4日連続ストップ高。ピクスタは「PIXTA検索アシスタント」でストップ高。

チャート上では、上下にヒゲを伴う実体線の短い陽線。終値では5日移動平均線(3万8348円)を割り込んだ。

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投信残高、初の200兆円超え
日本証券新聞2月22日(木)紙面1面TOP記事掲載

新NISAで需要拡大 三菱UFJアセットの2本に人気集中

1月の公募投信の残高が208兆3,613億円(前月比11兆4,544億円増)と、3カ月連続で過去最高を更新し、初めて200兆円を突破したことが投信協会の調査で分かった。新NISA(少額投資非課税制度)の開始が牽引し、純資金流入も2兆122億円(前月比6.7倍)と、2007年6月以来、16年半ぶりの高水準となった。

新NISAの年間360万円のうち、つみたて投資枠(120万円)は低コストの投信が対象で、成長投資枠(240万円)でも投信を購入することができる。新NISAは投資層の拡大に結び付いており、新規口座開設数も増大。ネット証券大手のSBI証券は1月のNISA口座開設数は過去最高の44.6万件に上った。国内株式の手数料無料化に踏み切り、NISA口座が増加した昨年10月の3倍近くとなる。

金融庁がNISAにあたって「長期、分散、積立投資」を推奨していることもあり、低コストで国際分散されたインデックス投信を中心に投信の需要が高まっている。1月の流入増はその裏付けと言える。

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今日の市況概況
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2月21日(水)☆[概況/大引け]

米エヌビディアが決算発表前に下落した影響で半導体関連が売られた。あおぞら銀が大幅高。ゲーム関連が高い

大引けの日経平均は101円安の3万8,262円、TOPIXは5ポイント安の2,627ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は599、下落銘柄数は991。出来高は15億3,549万株、売買代金は4兆2,861億円。
米国でエヌビディアが決算発表を前に下落したため、アドバンテストを筆頭に半導体関連は売られた。

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