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IPO2025年1月28日

新規上場紹介 TENTIAL(テンシャル) 2月28日 グロース 疲労回復パジャマなど展開

TENTIAL(325A)が2月28日、グロースに新規上場する。

アスリートの知見や最新の技術・研究を活用し、機能性を軸とした製品を展開するコンディショニングブランド「TENTIAL」を運営。第一線で活躍するプロアスリート選手に日々愛用され、その中でも、卓球の平野美宇選手、メジャーリーガーの今永昇太選手、プロゴルファーの池村寛世選手に対して、商品の提供および睡眠指導(コンディショニングサポート)を行っている。

2019年のインソール販売からブランドを立ち上げ、24年12月末現在では100点以上の商品を展開。科学的根拠を重視した企画・開発を行うことで、類似商品との差別化を図っている。販売チャネルは自社運営のEC(電子商取引)サイト「tetial.jp」やAmazon、楽天市場およびYahoo!ショッピングなどのECモール、自社の直営店舗「TENTIAL」のほか、服飾店、雑貨店および家電量販店への卸売など。取扱商品は全て独自の企画・開発を行っており、製造・物流は外部委託することでファブレス化しているが、その他の工程は全て内製化している。さらにマーケティングやCS(カスタマーサービス)も自社内で行うことで、顧客の声を蓄積し、商品開発にも直接反映されるバリューチェーンを構築している。

主力商品である「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズは、効果効能に関する実験を行い、遠赤外線特性および血行を改善する性能についてエビデンスを取得した上で、一般医療機器の届け出を行っている。24年8月には第二種医療機器製造販売業許可を取得したことにより、管理医療機器(クラスⅡ)の医療機器認証登録を自社で行うことも可能に。これにより、リカバリーウェアに加えて、幅広い種類の医療機器を提供可能な体制となった。なお、「BAKUNE」シリーズは昨年12月時点で累計販売数100万セット(トップス・ボトムス2点で1セット換算)を突破した。

同社が属する休養・抗疲労(リカバリー)に係る市場規模は23年において約9,000億円と推計されており、このうちリカバリーウェアが直接的に属する衣類(スポーツ以外)のカテゴリーは1,438億円と、19年の867億円から急成長している。「コンディショニングを実装する」というビジョンのもと、今後は顧客が求める商品のラインアップを適時適切に把握し、取扱品目数を継続的に拡大していくことで、顧客基盤・収益基盤の拡大を図っていく。また、業務提携を含む新事業への投資強化、海外事業の開始・拡大にも取り組んでいく考え。(SS)

概要

●事業内容=リカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランド「TENTIAL」の運営
●本社=東京都品川区北品川6-7-29
●代表者=中西裕太郎代表取締役社長
●設立=2018年2月
●上場前資本金=1億745万円
●発行済み株式数=705万5,600株(上場時)
●筆頭株主=中西裕太郎(上場前30.23%)
●公募株式数=40万株
●売出株式数=238万4,700株(ほかオーバーアロットメントで41万7,700株)
●仮条件=2月7日
●ブックビル期間=2月10日から2月17日
●引受証券=野村(主幹事)、SBI、大和、楽天、マネックス、岩井コスモ、松井

業績推移(単独)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2024.1 5,409 477 76.56
2025.1(予) 11,955 1,300 129.13
2026.1(予) 16,973 1,602 158.22
※単位100万円、1株利益は円

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