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速報・市況2025年9月19日

☆[概況/前引け] インテル救済策でレーザーテックやイビデンが大幅高。さくらインターネット大幅続伸

前引けの日経平均は348円高の4万5,652円、TOPIXは21ポイント高の3,180ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,121、下落銘柄数は428。出来高は8億9,014万株、売買代金は2兆8,064億円。
エヌビディアは18日、インテルに50億ドル(約7400億円)を出資し、パソコンやデータセンター向けの半導体を共同開発すると発表した。

インテルは最先端半導体の量産化で台湾のTSMCなどに出遅れ、ファウンドリー(半導体受託生産)事業も苦戦していた。
経営が厳しく、8月にソフトバンクグループから20億ドルの出資を受け、9月には米国政府が約89億ドルを投資した。そして、今回のエヌビディアによる50億ドルの出資を受け、米国内の工場の設備投資や研究開発を強化する。
レーザーテック(6920)はインテル向けの売上高が多いという見方で恩恵期待から大幅高となった。
イビデンはAIサーバー向け先端パッケージ基板の供給増加で恩恵を受けるという見方から物色された。
国産AI関連のさくらインターネットが大幅続伸となり、AIによる電力需要増加期待で東電も買われた。
川崎重工はシティグループ証券による投資判断引き上げで高い。
一方、ゆうちょ銀行は売られた。
航空機関連の大阪チタニウムが安い。米国下院議員が、中国がレアアースとレアアース磁石の輸出規制を完全に解除しない限り、中国航空会社が米空港を使う発着枠を制限または停止するようトランプ政権に要求した。

業種別上昇率上位は卸売、ノンバンク、輸送用機器、証券、電力ガスで、下落率上位は水産農林、空運、精密、サービス、小売。(W)

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