前引けの日経平均は611円高の4万3,630円、TOPIXは28ポイント高の3,133ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,203、下落銘柄数は336。出来高は10億4,978万株、売買代金は2兆3,802億円。
石破首相が退陣を表明した。
新総裁の選出は、自民党の国会議員と47都道府県連の代表それぞれ3人が投票を行う簡易型と、国会議員とすべての自民党員が投票するフルスペック型があるが、フルスペック型の場合、公示から投票までに12日以上の期間をかけるため、その間、自民党のPR期間が続き、株高が強まると期待された。
ただ、大和証券では、積極財政派ではない小泉氏勝利となれば株価はピークアウトしてしまうとみている。
AI関連のソフトバンクグループとアドバンテストが買われ、防衛関連の三菱重工とIHIも高い。
ソシオネクスト(6526)はマッコーリー証券が新規に「Outperform」と発表したことで買われた。
JX金属はSMBC日興証券が格上げし、マツダはシティグループ証券が2段階格上げしたことで高い。
ジンズは8月度既存店売上高が前年同月比17.0%増だったことが好感された。
一方、トヨタやホンダは小幅安。
高市首相になると日銀の利上げペースが遅れるという思惑で、メガバンクは小幅安。
業種別上昇率上位は不動産、その他製品、医薬品、電機、機械で、下落は銀行。(W)