前引けの日経平均は83円安の3万9,281円、TOPIXは3ポイント高の2,731ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は778、下落銘柄数は798。出来高は11億6,572万株、売買代金は2兆1,533億円。
TOPIXはあまり下落せず上昇に転じたため、日経平均も下げ幅を縮めたが、戻りは鈍い。
TOPIXも上げ幅を縮小。
日産がホンダとの経営統合の協議に入ると報じられ大幅高となり、三菱自動車も将来的に合流することも視野に入れると記載されたため大幅高となった。
ホンダは負担が増えるという見方から下落したが、トヨタやマツダ、SUBARUも上昇し、EV用モーターの明電舎(6508)も大幅高。
東海東京インテリジェンス・ラボでは「日本に本格的な競争を巻き起こすことで今の閉塞的かつ不透明感のある業界に躍動を与える可能性がある」述べ、中長期的に日本の自動車業界にポジティブな材料と解説した。
その他、日産とホンダが経営統合した場合、日経平均の補充候補として、ロームとイビデンが買われた。
一方、ソフトバンクグループやソニーグループは売られた。
業種別上昇率上位は輸送用機器、電力ガス、鉱業、証券、石油で、下落率上位はその他製品、情報通信、紙パルプ、水産農林、小売。(W)