TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] ワクチン期待で反発したが、2万9,500円の水準では上値が重い。景気敏感セクターの鉄鋼と自動車が上昇。電機は下落
速報・市況2021年3月3日

☆[概況/前引け] ワクチン期待で反発したが、2万9,500円の水準では上値が重い。景気敏感セクターの鉄鋼と自動車が上昇。電機は下落

前引けの日経平均は29,459.71円の51.54円高、TOPIXは1,897.64ポイントの2.79ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,126、値下がり銘柄数は977。出来高は5億8,980万株、売買代金は1兆1,428億円。
武田薬品が米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンの製造販売承認を今週、申請する方針と報じられ、ワクチンが3つに増えるという期待から日経平均は反発した。
朝方の買い一巡後に小幅安となった場面もあったが、押し目買いが入り小幅高に持ち直した。ただ、2万9,500円の水準では上値が重たい状態。
ソフトバンクグループが買われ、武田薬品も高く、景気敏感セクターの日本製鉄と神戸製鋼などの鉄鋼株とホンダや日産、デンソーといった自動車産業が物色された。
神戸製鋼の場合、米国子会社がロシアで熱間成形還元鉄プラントを受注したことで注目された。
子ども服のナルミヤインターナショナル(9275)は2月度既存店売上高が前年同月比14.5%増だったことで急反発した。
一方、米国ハイテク株安の流れを引き継ぎ、キーエンスや東京エレクトロン、日本電産、富士通は売られた。昨日急騰したセレスも反落。
業種別上昇率上位は鉄鋼、非鉄、海運、ゴム、石油で、下落率上位は電機、ノンバンク、その他製品、サービス、金属。

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