TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 上げ幅拡大。米エネルギー省がAI国家計画を推進する。防衛省が宇宙分野の部署創設方針
速報・市況2025年12月19日

☆[概況/前引け] 上げ幅拡大。米エネルギー省がAI国家計画を推進する。防衛省が宇宙分野の部署創設方針

前引けの日経平均は567円高の4万9,568円、TOPIXは32ポイント高の3,389ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,253、下落銘柄数は294。出来高は10億854万株、売買代金は2兆3,481億円。
日銀金融政策決定会合の発表前だが、日経平均は上げ幅を拡大した。
米オープンAIが最大1000億ドル(約15兆5000億円)の資金調達を目指して投資家と協議を始めたと報じられた。企業価値が膨らむため、投資しているソフトバンクグループは含み益拡大期待で上昇した。
米エネルギー省がAI国家計画を推進することも寄与した様子。
フジクラは新工場建設構想が好感された。
武田薬品は皮膚病である乾癬(かんせん)の治療薬候補「ザソシチニブ」について、最終段階の臨床試験で良好な結果を得たと発表したことで買われた。
防衛省は来年度、宇宙分野を専門に担当する部署を創設する方針を固めたと報じられ、IHI(7013)は衛星コンステレーション構築関連として物色された。
石油資源開発は米国で新たに油ガス田の権益を取得すると発表したことで高い。
一方、キオクシアは反落し、任天堂は5日続落。
ネクセラファーマは独ベーリンガーインゲルハイムが統合失調症の治療薬候補(GPR52作動薬)のライセンスオプション権を行使しないため、収入が減るため、大幅安となった。SMBC日興証券は10月31日のレポートで、GPR52作動薬のオプション料受領、または30億円規模の新規導出契約を締結できなければ、フル営業利益は赤字となるだろうと予想していた。

業種別上昇率上位は非鉄、情報通信、銀行、機械、鉱業で、下落はその他製品、水産農林、海運、紙パルプ、空運。(W)

関連記事