前引けの日経平均は293円安の5万308円、TOPIXは17ポイント安の3,371ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は271、下落銘柄数は1,284。出来高は9億9,786万株、売買代金は2兆5,640億円。
米国のオラクルはAIデータセンターや関連設備への投資が拡大しているが、クラウド部門の売上高はアナリスト予想を下回ったため、時間外取引で下落した。
巨額なAI投資が回収できていないという不安から、ソフトバンクグループが売られた。
日経平均は下げ幅を拡大。
半導体価格の上昇が収益を圧迫するという懸念から任天堂も安い。
防衛費増額の財源が論点となっているため、三菱重工を始めとした防衛関連が売られた。
フィジカルAI関連のファナックや安川電機も下落。
Vチューバー事務所のANYCOLORは、業績予想を上方修正したが、アナリスト予想に届かず急落した。
一方、キオクシアとアドバンテストは買われた。
三井物産(8031)は次世代型の地熱発電技術を開発する米新興のファーボ・エナジーと資本提携することで買われた。温泉地以外でも熱を回収できるファーボの技術を活用し、データセンターと次世代地熱発電所の一体開発を検討する。
TOPPANはエレクトロニクス事業戦略説明会で次世代半導体パッケージの開発に注力することを説明したため、買われた。
業種別下落率上位は情報通信、その他製品、電力ガス、精密、食品で、上昇率上位は卸売、証券、紙パルプ、保険、海運。(W)
