TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 下げ幅縮小。最近の世論調査では東京五輪反対が8割に上りショックも軽減。値がさハイテク株と医薬品は安いが、パナソニックは続伸。資生堂が高い
速報・市況2021年1月22日

☆[概況/前引け] 下げ幅縮小。最近の世論調査では東京五輪反対が8割に上りショックも軽減。値がさハイテク株と医薬品は安いが、パナソニックは続伸。資生堂が高い

前引けの日経平均は28,646.99円の109.87円安、TOPIXは1,857.15ポイントの3.49ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は695、値下がり銘柄数は1,368。出来高は6億4,061万株、売買代金は1兆2,429億円。
英紙タイムズが、日本政府は新型コロナウイルスの感染で東京五輪を中止せざるを得ないと内々に結論づけ、2032年の東京五輪開催を目指すと報じたため、日経平均は朝方、28,527円(229円安)まで売られたが、その後下げ幅を縮めた。
共同通信社による1月9日と10日の世論調査では、東京五輪を中止すべきは35.3%で、再延期の44.8%と合わせて反対意見は80.1%に上り、昨年12月時点の反対意見61.2%から激増しているため、大きな失望も生まなかった様子。
ソフトバンクグループや東京エレクトロン、TDK、ファナック、太陽誘電が安く、エムスリーとエーザイも売られた。
ビットコインの下落でマネックスが下落し、東京五輪中止観測で電通も安い。
一方、ワクチン保冷容器のパナソニックは続伸となり、資生堂は日用品事業の売却観測報道で買われた。
東京電力は原子力損害賠償・廃炉等支援機構から45億円の交付を受けたことで上昇。
曙ブレーキ(7238)は、米国メーカーから高性能電動車向け電動パーキングブレーキキャリパーを受注したと日刊自動車新聞が報じたことで注目された。
業種別下落率上位は鉱業、鉄鋼、保険、証券、医薬品で、上昇率上位は海運、石油、化学、電力ガス、建設。

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