TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 今晩の米国でコアPCE価格の発表を控え、日経平均は下げ幅を拡大
速報・市況2022年6月30日

☆[概況/前引け] 今晩の米国でコアPCE価格の発表を控え、日経平均は下げ幅を拡大

前引けの日経平均は243円安の2万6,561円、TOPIXは12ポイント安の1,881ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は672、下落銘柄数は1,105。出来高は5億5,440万株、売買代金は1兆2,732億円。
パウエルFRB議長が29日のECBフォーラムの討論会で、積極的な利上げを続ける姿勢を示したことでドルが買われ、海外市場では一時1ドル=137円を付けた。
今晩の米国ではFRBが注視するインフレ指標のコアPCE価格が発表される。
これが高止まりすると見られているため、7月のFOMCで0.75%の利上げが連続実施されるのではないかということも警戒されている。
円安による輸入インフレ圧力や電力不足が警戒され、日経平均は続落となり、下げ幅を広げた。
レーザーテックと東京エレクトロンが売られ、同じく半導体製造装置のSCREENは年初来安値を更新。
その他、川崎汽船が売られ、日本取引所グループの下げも目立つ。
ダブルスコープは堅調を持続し、円安による外国人観光客の増加期待でオリエンタルランドやJR東日本が高い。
鹿島(1812)や清水建設といったゼネコンも買われた。

業種別下落率上位は鉱業、ノンバンク、石油、電機、海運で、上昇率上位は繊維、陸運、建設、水産農林、医薬品。(W)

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