前引けの日経平均は105円高の3万6,898円、TOPIXは25ポイント高の2,695ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,029、下落銘柄数は543。出来高は8億7,166万株、売買代金は2兆1,088億円。
ウクライナが米国の30日間の停戦案を受け入れたことで、日経平均は上昇したが、ロシアが受け入れるか、関税による景気悪化も警戒され、上値はやや抑制された。
三菱重工は4日ぶりに反発した。
三菱電機(6503)は防衛事業説明会を開催し、センサーから迎撃ミサイルまで、国産による統合防空ミサイル防衛能力に貢献できる唯一の企業と説明したことで高い。
三菱UFJを始めとした銀行株が買われた。
モルガン・スタンレーMUFG証券は銀行株は来期・再来期も利上げ効果に加え、各社の収益力向上に向けた施策の効果も相まって増益トレンドが継続し、株主還元姿勢も強化されると予想した。
アパレルのワールドは、三菱商事ファッションの買収効果を評価したみずほ証券が目標株価を引き上げたため大幅高となった。
一方、レーザーテックとアドバンテストが売られ、関税警戒でSUBARUと海運株が安い。
業種別上昇率上位は銀行、保険、非鉄、証券、電力ガスで、下落率上位は海運、紙パルプ、空運、陸運、不動産。(W)