前引けの日経平均は183円高の3万9,830円、TOPIXは9ポイント高の2,746ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は498、下落銘柄数は1,079。出来高は9億7,201万株、売買代金は2兆4,323億円。
日経平均は上げ幅を縮めた後、再び朝方の高値に並ぶ場面もあった。
イーロン・マスク氏は、ソフトバンクグループやオープンAIのAIプロジェクトに対して「彼らには資金がない」と疑問を呈したが、オープンAIのCEOは内容が間違っていると指摘した。
イーロン・マスク氏は2015年にオープンAIを共同設立したが、テスラがAIへの関与を強めたことから、利益相反を避けるため、2018年にオープンAIの取締役を辞任した。
そして、マスク氏は2023年にxAIを立ち上げたため、今回のオープンAIのプロジェクトにやっかみがあるのではないかという見方もある。
ソフトバンクグループとフジクラが続伸した。
生成AIには大量の電力が必要で、「チャットGPT」に質問して回答を得る場合、グーグル検索の約10倍の電力を使う。生成AIを動かすデータセンターでは、24時間態勢で大量のサーバーや冷却設備を動かしているため、電力消費が大きい。
そのため、ソフトバンクグループやオープンAIのAIプロジェクトには電力も含まれるという見方から発電機メーカーの三菱重工(7011)とIHIが買われた。
一方、フジメディアが売られ、日野自動車が安い。
業種別上昇率上位はその他製品、紙パルプ、情報通信、機械、サービスで、下落率上位は電力ガス、食品、医薬品、石油、化学。(W)