前引けの日経平均は353円安の3万9,042円、TOPIXは17ポイント安の2,724ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は573、下落銘柄数は1,001。出来高は7億1,235万株、売買代金は1兆8,023億円。
今晩の米国雇用統計の発表を控え、日経平均は5日ぶりに反落し、3万9,000円に近付いた。
米国でモルガン・スタンレーがアプライド・マテリアルズ(AMAT)と投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」に下げた。
中国のDRAMメーカーの供給増加による価格攻勢などで、DRAMと最先端のロジックの経営環境の悪化が調整につながると見ていることが背景。
そして、日本でもモルガン・スタンレーMUFG証券は、東京エレクやKOKUSAIなどの半導体前工程の5社の目標株価を下げた。
データセンター関連のフジクラも利益確保の売りに押された。
一方、ビットコイン関連のセレスは大幅続伸。
眼鏡の「ZOFF」を運営しているインターメスティックは月次売上高が好感された。
イトーキはSMBC日興証券が新規「1」と評価。
東証スタンダード市場の三菱ロジスネクスト(7105)は、三菱重工が売却に向けた手続きを進めていると日経新聞が報じたため、投資ファンドによる買収価格が高まることへの期待でストップ高買い気配となった。
業種別下落率上位は非鉄、その他製品、保険、電機、証券で、上昇率上位は空運、電力ガス、水産農林、精密、紙パルプ。(W)