前引けの日経平均は253円高の3万6,705円、TOPIXは4ポイント高の2,683ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は498、下落銘柄数は1,088。出来高は9億5,542万株、売買代金は2兆3,365億円。
中国商務省が米国との通商協議の可能性を現在評価していると発表したため、日経平均は一時3万6,976円(524円高)となったが、3万7,000円乗せとはならず、上げ幅を縮めた。今晩の米国で4月の雇用統計が発表されることや日本の大型連休を控え、手透かしとなった。
任天堂が買われ、ダイキン工業(6367)は米空調機器メーカーのキャリア・グローバルの上昇で連想買いが入った。
ヤマトHDは傘下のヤマト運輸が10月からの宅急便運賃の値上げを発表したため採算改善が期待された。
紳士服のAOKIは純利益予想と配当予想の上方修正で急騰した。
情報サービスのDTSは自社株買いの発表で大幅高となった。
日銀による利上げ先送り観測で銀行株が続落。
ディスコやアドバンテスト、三菱重工が反落した。
業種別上昇率上位はその他製品、医薬品、輸送用機器、精密、海運で、下落率上位は銀行、ノンバンク、紙パルプ、証券、非鉄。(W)