TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 日経平均は小幅高。ワクチン普及期待による米長期金利上昇でメガバンクと保険株が高く、化粧品も上昇。半面、金反落で住友鉱山は安い
速報・市況2020年8月12日

☆[概況/前引け] 日経平均は小幅高。ワクチン普及期待による米長期金利上昇でメガバンクと保険株が高く、化粧品も上昇。半面、金反落で住友鉱山は安い

前引けの日経平均は22,789.15円の38.91円高、TOPIXは1,598.39ポイントの12.43ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,285、値下がり銘柄数は784。出来高は7億1,777万株、売買代金は1兆2,100億円。
ロシアが新型コロナウイルス感染症ワクチンを認可し、米国ではモデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、1億回分の供給契約を結んだ。
ワクチンの普及により経済活動が正常化に向かうという予想から、昨日の米国市場では長期金利が急上昇し、JPモルガン・チェースなどの金融株が買われた。
本日の東京株式市場もその流れを踏襲し、三井住友FG(8316)を始めとしたメガバンクが買われ、かんぽ生命やMS&ADといった保険株も上昇した。インバウンド関連の資生堂やコーセーも高い。
荏原は4~6月期の営業利益が前年同期比71%増益だったため急騰した。
中古車サイトのプロトコーポはSMBC日興証券が目標株価を引き上げた。オンライン商談予約機能が評価されMotor Gate カレンダー(月額1万円)の利用が前年同期比46.7%増と好調に推移していることに注目した。
一方、ソフトバンクグループは売られ、楽天は赤字決算で下落した。
米ハイテク株安を受けて、東京エレクトロンやTDKは安い。
米国長期金利の上昇で、金利が付かない金は投資妙味が後退し、NY金先物が大幅反落となったため、住友鉱山も売られた。
昨日買われたエーザイは反落。
業種別上昇率上位は銀行、保険、ゴム、石油、鉄鋼で、下落は非鉄、医薬品、サービス。

関連記事