前引けの日経平均は125円高の4万4,675円、TOPIXは22ポイント安の3,072ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は368、下落銘柄数は1,206。出来高は12億3,875万株、売買代金は2兆6,928億円。
日経平均は朝方、575円高の4万5,125円となったが、買い一巡後は伸び悩んだ。
米オープンAIは1日、韓国のサムスン電子やSKハイニックスから、人工知能(AI)向けのデータセンターに使う半導体メモリー「DRAM」を調達すると発表した。
これを受けて、韓国株が買われた。
日本でも、オープンAIとAIインフラ構築事業「スターゲートプロジェクト」を推進しているソフトバンクグループが買われ、ディスコや東京エレクトロンなどの半導体製造装置メーカーが買われた。
キオクシアHD(285A)はストップ高。共同開発相手の米サンディスクが高値を更新したことや、エヌビディアの要望でデータ読み出し速度を従来比100倍近くに高めたソリッド・ステート・ドライブ(SSD)を製品化すると報じられたことも注目された。
その他、ゲーム用LSIのメガチップスや、生成AI向け半導体パッケージ用スペシャルガラスの日東紡が大幅高。
一方、東電は大幅安。新潟県が柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民意識調査の途中経過を公表し、「再稼働の条件は現状で整っている」との問いに対し、「そうは思わない」が31%、「どちらかといえばそうは思わない」が29%で、合わせて60%となった。
マネーフォワードはマッコーリー証券による投資判断引き下げで売られた。
業種別上昇は医薬品、非鉄、鉱業、機械、精密で、下落率上位は電力ガス、サービス、その他製品、陸運、不動産。(W)