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速報・市況2025年8月5日

☆[概況/前引け] 米国株に比べ反発は見劣り

前引けの日経平均は254円高の4万544円、TOPIXは22ポイント高の2,938ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,337、下落銘柄数は249。出来高は10億1,355万株、売買代金は2兆2,449億円。
米国サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が4日に「より可能性が高いのは、2回を超える利下げが必要になるかもしれないことだと考える」と発言した。
年内の米国FOMCは9月16日~17日、10月28日~29日、12月9日~10日の3回なので、毎回利下げを実施するという見方から、9月利下げ観測が強まり、米国株は反発した。
日経平均も追随したが、上昇率では見劣りした。
8月8日に自民党両院議員総会が開催されるので、総裁人事を巡り手控え要因も意識されている。

オーストラリア海軍が導入を予定する次期フリゲート艦を巡り、豪州政府は日本の提案を採用する方針を固めた。今後、三菱重工などと交渉して詳細を詰め、年内の契約締結を目指すと報じられたことで、三菱重工(7011)が高い。
米国で光コネクター大手のアンフェノールが8月4日に、光ケーブルネットワーク機器のコムスコープのコネクティビティおよびケーブルソリューション(CCS)事業を現金105億ドルで買収すると発表した。コムスコープの連想で、フジクラや古河電工が物色された。
AI関連のソフトバンクグループやAIデータセンターによる電力需要で、電力株も買われた。
半面、ディスコや東京エレクトロンは売られた。
LINEヤフーは検索広告が7.7%減となったのが想定以上に厳しかった印象で安い。

業種別上昇率上位は非鉄、電力ガス、証券、ガラス土石、繊維で、下落は水産農林、海運、医薬品。(W)

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