TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 米消費者物価発表を控えヘッジ売り。住友林業とロート製薬は業績上方修正で買われた
速報・市況2022年8月10日

☆[概況/前引け] 米消費者物価発表を控えヘッジ売り。住友林業とロート製薬は業績上方修正で買われた

前引けの日経平均は232円安の2万7,767円、TOPIXは6ポイント安の1,930ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は767、下落銘柄は977。出来高は5億5,338万株、売買代金は1兆3,663億円。
日経平均は続落。今晩の米国で7月の消費者物価が発表される予定で、市場予想ではコア指数は6月の前年同月比5.9%上昇から7月は同6.1%上昇へと伸び率が加速すると見られている。
インフレ率が高止まりするとFRBの金融引き締めが強くなるが、日本は11日が「山の日」の祝日のためのヘッジ売りが増えた。
米国でエヌビディアに続き、マイクロン・テクノロジーの業績見通しも低下したため、レーザーテックが売られた。
トレンドマイクロはバリューアクト・キャピタルによる保有が判明したが、決算説明会で株主還元や財務方針に変更はないとコメントしたため、反落した。
医療ビッグデータのJMDC(4483)は好決算だったがサプライズはないという見方で手仕舞い売りに押され大幅安となった。
一方、レノバが反発し、住友林業とロート製薬は業績上方修正で買われた。
マツダは第1四半期は赤字だったが、第2四半期の回復に自信を見せたことで上昇した。

業種別下落率上位はゴム、電機、精密、空運、金属で、上昇率上位は石油、電力ガス、紙パルプ、非鉄、輸送用機器。(W)

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