前引けの日経平均は22,499.32円の20.53円高、TOPIXは1,582.17ポイントの0.63ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は940、値下がり銘柄数は1,112。出来高は4億5,422万株、売買代金は7,983億円。
先週末のNYダウが3日続落となった影響で、週明けの日経平均は反落して始まったが、押し目買いが入り小幅高に転じた。ただし、薄商い。
ソフトバンクグループとZHD(4689)が共に5日続伸。ZHDはSMBC日興証券がテクニカル分析の解説で当面690円～720円処まで上昇拡大と予想した。
日本製鉄は構造改革と紐付き価格の引き上げに向けて業界をリードしていることを評価した大和証券がレーティングを「2」→「1」に引き上げた。
塩野義製薬は新型コロナウイルスを含む感染症領域のウイルス迅速診断法で日本大学、群馬大学、東京医科大学と業務提携することを発表し年初来高値を更新した。
中外製薬は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げたことが好感され最高値を更新した。
その他、大阪有機化学は半導体材料の販売が好調で、上期業績予想を上方修正したため急騰した。
ワイエイシイHDはLEDを使う空気清浄機の製造受託でストップ高買い気配。
半面、富士フイルムが売られ、日本航空などの空運株とJR東海やヤマトHDなど陸運株が安く、不動産株がさえない。
業種別上昇率上位は鉄鋼、医薬品、繊維、紙パルプ、非鉄で、下落率上位は空運、陸運、食品、その他製品、不動産。