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速報・市況2025年11月27日

☆[概況/前引け] 野口審議委員は利上げに慎重

前引けの日経平均は644円高の5万203円、TOPIXは16ポイント高の3,371ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は957、下落銘柄数は587。出来高は9億8,112万株、売買代金は2兆5,105億円、
日経平均は3日続伸し5万円を回復した。
日米の官民連携で米国にNAND型フラッシュメモリー工場を建設する構想が浮上したことでキオクシアHDが反発。
アドバンテストは野村証券が目標株価を引き上げた。
レゾナックはモルガン・スタンレーMUFG証券が半導体後工程材料分野において、最もシェア拡大の可能性が高い企業と評価して、目標株価を引き上げた。
衛星による安全保障関連のスカパーJSAT(9412)はみずほ証券と岩井コスモ証券が目標株価を引き上げた。
日銀の小枝審議委員は11月20日に「金利の正常化を進めることが必要」と述べ、増審議委員も21日に「利上げそのものは引き締めではなく正常化の一環だ」と発言した。
利上げの地ならしが進められたため、12月18日から19日の日銀金融政策決定会合で利上げという観測から最近は銀行株が堅調だった。
ただ、野口審議委員が27日に利上げは「慎重に行われるべきだ」と述べたため、三菱UFJは小幅安となり、千葉銀行やふくおかFGは上げ幅を縮めた。

業種別上昇率上位は非鉄、電機、ガラス土石、情報通信、鉱業で、下落率上位は医薬品、石油、水産農林、空運、ゴム。(W)

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