TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 雨宮副総裁へ打診を好感。不動産、自動車、商社が高く、銀行は下落
速報・市況2023年2月6日

☆[概況/前引け] 雨宮副総裁へ打診を好感。不動産、自動車、商社が高く、銀行は下落

前引けの日経平均は292円高の2万7,801円、TOPIXは12ポイント高の1,982ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,235、下落銘柄数は515。出来高は7億970万株、売買代金は1兆5,927億円。
政府が日銀総裁を雨宮副総裁に打診したと報じられた。
有力候補として名の挙がっていた人物(中曽前副総裁、山口元副総裁、翁日本総研理事長、伊藤コロンビア大教授など)の中で最もハト派寄りと見られていたため、金融政策を「急転換」させる可能性は低いと受け止められ、日経平均は上昇した。
三井不動産を始めとした不動産株が物色され、1ドル=132円台の円安で三菱自動車やデンソーなどの自動車産業も買われた。
三菱商事は増配と自社株買いの上限引き上げが好感され、川崎汽船は大幅増配が歓迎された。
IRジャパン(6035)は第3四半期累計決算が大幅減益だったが、通期予想を超過したことで買われた。
オーバルは通期予想の上方修正で高い。
一方、マイナス金利の解除期待が後退したため、メガバンクは売られた。
不動産株でもカチタスは10~12月期が営業減益となり大幅安となった。

業種別上昇率上位は卸売、不動産、輸送用機器、海運、鉱業で、下落は銀行と保険。(W)

関連記事