前引けの日経平均は407円高の3万9,349円、TOPIXは7ポイント高の2,790ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,069、下落銘柄数は495。出来高は7億8,589万株、売買代金は2兆2,311億円。
25日の米国ではマイクロン・テクノロジーが好決算を発表し、エヌビディアはループ・キャピタルがAIの「黄金の波」に乗ると予想し目標株価をを引き上げたため、最高値更新となった。
これらを受け、26日の東証ではAI関連需要の恩恵期待銘柄が注目され、アドバンテストやフジクラ、ソフトバンクグループが買われた。
その他、武蔵精密は生成AIデータセンター向けHSC(ハイブリッドスーパーキャパシタ)への需要拡大期待で、荏原(6361)も生成AI向け需要が拡大したことでCMP装置が注目された。
サイボウズはクラウド関連事業が好調で業績予想を上方修正したことが好感された。
一方、ルネサスエレクトロニクスは6月26日の投資家向け説明会で、時価総額を2030年までに22年比で6倍にするとしていた目標を、2035年まで先延ばしすると話したことで大幅安となった。
業種別上昇率上位は非鉄、ガラス土石、卸売、機械、化学で、下落率上位は精密、医薬品、銀行、輸送用機器、鉄鋼。(W)