前引けの日経平均は666円安の5万3,786円、TOPIXは18ポイント安の3,630ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は639、下落銘柄数は895。出来高は15億4,296万株、売買代金は4兆2,529億円。
イランの新たな最高指導者のモジタバ師がホルムズ海峡の封鎖を継続する方針を示したため、日経平均は朝方1,166円安の5万3,286円まで売られた。
その後は下げ幅を縮めたが、5万4,000円の水準では戻りがつかえた。
キオクシアHDやソフトバンクグループが売られ、最終赤字予想のホンダが安い。
オリンパス(7733)は昨年来安値となった。
一方、レーザーテックと古河電工が買われた。
光ファイバーの生産工程で冷却するためにヘリウムが必要で、日本は米国とカタールからヘリウムを輸入している。
イランによるホルムズ海峡の封鎖が長引くと、カタール産のヘリウムが調達できないことが心配されている。
だが、古河電工は米国での光ファイバーの生産拠点を持っており、米国はヘリウムの最大生産国であることで注目された。
その他、エネルギー権益を持つ丸紅や三菱商事などの商社株が高い。
住友化学は、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコとの合弁企業ペトロ・ラービグに注目したモルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げた。原油高騰はペトロ・ラービグの収益に大きなメリットをもたらし、石化事業の損益悪化を吸収できると予想した。
業種別下落率上位は輸送用機器、空運、機械、ゴム、電機で、上昇率上位は鉱業、卸売、石油、倉庫運輸、海運。(W)
