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速報・市況2024年5月1日

☆[概況/前引け] FOMCによる一段安リスクを警戒。電力株は明暗

前引けの日経平均は216円安の3万8,189円、TOPIXは17ポイント安の2,725ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は335、下落銘柄数は1,281。出来高は8億8,796万株、売買代金は2兆5,134億円。
前日の米国で、雇用コスト指数が予想を上回り、消費者信頼感指数は予想を下回ったため、スタグフレーションの懸念が浮上し、米国株は反落した。
本日の日経平均も反落したが、今晩の米国でFOMCの結果が発表されるため、様子見姿勢も強かった。
FOMCでは政策金利は据え置きが予想されているが、声明文で示される景気と物価に対する評価やパウエルFRB議長の会見によっては、今年の利下げ回数が1回にとどまるという見方が浮上し、米国株が一段安となるリスクが警戒されている。
東証では海運株が反落し、野村HDが安い。
日本M&Aセンターは戦略投資(マーケティング、採用等)により経常利益率低下の見通しが示されたことで大幅安となった。
電力株は高安まちまちとなった。東電と中国電力は売られたが、今期増配予想の九州電力と北陸電力(9505)は買われた。
反面、レーザーテックは受注増加で大幅高となり、JIAは好決算でストップ高買い気配。

業種別下落率上位は海運、石油、ガラス土石、証券、鉱業で、上昇は電力ガス、陸運、水産農林。(W)

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