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速報・市況2024年12月19日

☆[概況/前引け] FOMC金利予測とマイクロンの急落を警戒。シードはストップ高

前引けの日経平均は373円安の3万8,708円、TOPIXは13ポイント安の2,706ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は621、下落銘柄数は958。出来高は12億1,629万株、売買代金は2兆1,394億円。
米国FOMCメンバーによる政策金利予測で、2025年の利下げ回数が9月時点の4回から今回2回に減った。
一部のメンバーがトランプ次期大統領の政策により、インフレが強まると予想していることが影響している可能性がある。
トランプ政権の関税引き上げ、移民規制強化はインフレ圧力を高めるので、利下げを支持しない当局者が増えることが警戒されている。
その他、半導体メモリーメーカーの米マイクロン・テクノロジーは、12月~2月期の売上高見通しがアナリスト予想平均を下回ったため、時間外取引で急落したことを受けて、アドバンテストやレーザーテックが売られた。
日経平均は朝方、726円安の3万8,355円となったが、その後は下げ幅を縮めた。

日産自動車は続伸となったが、三菱自動車は反落。
東邦亜鉛は第3者割当増資で、潜在的な議決権の希薄化率が299.8%となることからストップ安となった。
日本郵船と商船三井は、非海運事業の拡大が好感された模様。日本郵船は物流事業を強化し、商船三井は不動産事業に注力している。
シード(7743)は、目の角膜部分に直接載せて使うマイクロディスプレーを東京農工大の高木康博教授と共同で開発したと報じられストップ高。

業種別下落率上位は電力ガス、非鉄、不動産、石油、電機で、上昇率上位は海運、その他製品、倉庫運輸、繊維、鉄鋼。(W)

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