TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] アップルがiPhone14増産計画断念と報じられ、日経平均は一時2万6,000円割れ。エーザイはストップ高
速報・市況2022年9月28日

☆[概況/大引け] アップルがiPhone14増産計画断念と報じられ、日経平均は一時2万6,000円割れ。エーザイはストップ高

大引けの日経平均は397円安の2万6,173円、TOPIXは17ポイント安の1,855ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は761、下落銘柄数は1,011。出来高は15億5,474万株、売買代金は3兆7,248億円。
日経平均は一時、633円安の2万5,938円となった。
米アップルが、期待していたほど需要が伸びないことを理由に、「iPhone14」の増産計画を断念すると報じられたため、時間外取引でナスダック先物が売られ、日経平均も下げ幅を拡大した。
ほぼ全面安で、レーザーテックや海運、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、メルカリが安い。
日本電産は日経平均に採用されたがモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」に下げたことで小幅安となった。電子部品大手5社の中でバリュエーションが最も高いことや、中期業績予想を下方修正したことが理由。
スギHDは上期決算が会社計画を上回ったが、調剤部門は診療報酬改定と薬価交渉が苦戦し計画未達となったため、通期の営業利益計画の達成はやや難易度が高いという見方から売られた。
一方、エーザイ(4523)は米バイオジェンと共同開発しているアツルハイマー病治療薬の「レカネマブ」について、早期アルツハイマー病患者への第3相臨床試験で症状の悪化抑制を示し、主要評価項目を達成したことでストップ高となった。
アルツハイマー病検査試薬のシスメックスも急騰した。
トピー工業は上期の営業利益が黒字転換予想で、中間配当も無配予想から20円に変更したことで大幅高となった。

業種別下落率上位は海運、不動産、鉄鋼、小売、保険で、上昇は紙パルプ、医薬品、精密。(W)

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