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速報・市況2025年7月30日

☆[概況/大引け] アドバンテストが小幅安で日経平均も小安い

大引けの日経平均は19円安の4万654円、TOPIXは11ポイント高の2,920ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,072、下落銘柄数は482。出来高は19億7,694万株、売買代金は4兆9,430億円。
アドバンテスト(6857)は通期業績予想を上方修正したが小幅安となったことが影響し、日経平均も小安い。
AI開発に使用される米エヌビディアのGPU(画像処理装置)が「Hopper」から「Blackwell」に世代交代した時は、アドバンテストが納入している検査装置のテスターも「PS1600」では対応できないため、上位機種の「PS5000」を購入する必要があった。
しかし、エヌビディアの次世代のGPUの「Rubin」ではテスターは「PS5000」を使い回すことが可能と見られているため、アドバンテストにとっては将来期待が前回ほど高まっていないことが株価に影響した。
キーエンスは増益率の縮小で売られ、シマノは減益予想に下方修正したことで急落した。
ANAは決算にサプライズがなく下落。
一方、米コーニングが決算発表で大幅高となり、フジクラなどに連想買いが入った。
住友ファーマはJPモルガンが投資判断を引き上げ急騰した。基幹3製品の「オルゴビクス(前立腺がん治療剤)」「ジュムテサ(過活動膀胱治療剤)」「マイフェンブリー(子宮筋腫・子宮内膜症治療剤)」と新薬開発のパイプラインを踏まえ、業績予想を上方修正した。
中国軍が宇宙空間で衛星同士の接近戦の演習を実施したことが29日までに分かった。
トランプ政権による早期退職勧奨でNASAの職員の2割が退職するため、中国の宇宙戦略に対する日本の防御責任が増すという見方が託され、三菱重工などが高い。

業種別下落率上位は空運、サービス、紙パルプ、輸送用機器、精密で、上昇率上位は非鉄、繊維、海運、不動産、陸運。(W)

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