TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] イスラエルによるイランの核関連施設攻撃リスクへの不安で一時900円を超える下げ幅
速報・市況2024年4月16日

☆[概況/大引け] イスラエルによるイランの核関連施設攻撃リスクへの不安で一時900円を超える下げ幅

大引けの日経平均は761円安の3万8,471円、TOPIXは56ポイント安の2,697ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は169、下落銘柄数は1,466。出来高は19億7,840万株、売買代金は4兆7,835億円。
イスラエルがイランの核関連施設を攻撃するのではという不安心理から日経平均は一時900円を超える下げ幅となった。
イランは米国の経済制裁などで経済が悪化しているため、イスラエルとの本格交戦は避けたい意向があると推測されているが、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻を延期したため、イランへの対応を優先したと見られている。
国際原子力機関(IAEA)の事務局長は、イスラエルがイラン核施設を攻撃する可能性について「常にこの可能性を懸念している」と述べ、双方に「極度の自制」を求めた。

米国でエヌビディアが下落したため半導体関連が売られた。
前日に買われた東電と海運株も反落した。
Jフロントが今期営業減益予想で売られたため、三越伊勢丹も連れ安となった。
一方、ニデック(6594)はサーバー用水冷モジュールの生産能力拡大で買われた。
東宝は前期の決算が過去最高益を大幅に超過したことが好感された。
オリンパスはゴールドマン・サックス証券が投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。今後は、QARA(品質保証)をはじめとする事業基盤強化に向けた取り組みが一巡し、内視鏡新製品EVIS X1が米国と中国で市場浸透する過程で、高い利益成長が見込まれると紹介した。

業種別下落率上位は海運、石油、保険、非鉄、証券で、上昇は精密、医薬品。(W)

関連記事