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速報・市況2025年6月18日

☆[概況/大引け] イランが停戦に追い込まれるという予想や任天堂の上昇が寄与した

大引けの日経平均は348円高の3万8,885円、TOPIXは21ポイント高の2,808ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,093、下落銘柄数は461。出来高は16億2,632万株、売買代金は4兆541億円。
トランプ大統領は米軍によるイラン核施設への攻撃を検討していると報じられたが、SNSでイランに対して「無条件降伏」を要求した。
イラン核施設への攻撃が不安視され、日経平均は安寄りしたが、すぐに上昇に転じた。
損害の規模はイランの方がイスラエルよりも大きく、米軍との戦闘能力でイランに勝ち目はないため、停戦に追い込まれ、核兵器開発も阻止されるだろうとみられていることが寄与した。
その他、任天堂(7974)が株式分割考慮後の上場来高値を更新したため、中東の機関投資家が買っているのではないかといった思惑も、日経平均上昇の支援材料となった。
王子HDはJPモルガンが投資判断を引き上げた。中期経営計画で、コストの価格転嫁ができず、収益率が改善しない事業は国内外を問わず構造改革の対象としたため、ROEの改善確度は高いと期待感を示した。
大成建設はモルガン・スタンレーが大手ゼネコンの中で選好した。建築マージンの改善による中期業績拡大が注目されると述べた。
日清オイリオは自社株買いの発表が歓迎された。
一方、三菱重工やフジクラ、日本製鉄は安い。

業種別上昇率上位はその他製品、紙パルプ、証券、鉱業、精密で、下落は鉄鋼、海運、機械、医薬品、非鉄。(W)

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