大引けの日経平均は897円高の4万2,718円、TOPIXは42ポイント高の3,066ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は965、下落銘柄数は600。出来高は27億8,177万株、売買代金は6兆8,640億円。
米中関税の再延期で世界経済悪化リスクが後退し、日経平均は最高値を更新。一時4万2,999円となった。
サンリオは通期の業績予想と配当予想を上方修正し急騰。
ソフトバンクグループや半導体関連が買われた。
銀行株も高い。第一生命経済研究所では、対日トランプ関税が15%に落ち着いた現状、食料品価格が高止まりするところに、既往の人手不足由来のインフレ圧力が加わり、それに応じて利上げ観測が高まると予想している。
ゼンショー(7550)は減益決算だったが市場予想ほどに落ち込まず急反発。
住友不動産は「資産の有効活用方針」がアクティビスト(物言う株主)から不十分と指摘され、取り組み強化への思惑で高い。
一方、NIPPON EXPRESSホールディングスは野村証券が格下げし大幅安となった。
業種別上昇率上位は鉱業、銀行、情報通信、証券、非鉄で、下落率上位はその他製品、石油、紙パルプ、水産農林、陸運。(W)