TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] バークシャーの追加投資期待。信越化学の新工場建設計画と円安、銅市況上昇も寄与。
速報・市況2024年4月9日

☆[概況/大引け] バークシャーの追加投資期待。信越化学の新工場建設計画と円安、銅市況上昇も寄与。

大引けの日経平均は426円高の3万9,773円、TOPIXは26ポイント高の2,754ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,156、下落銘柄数は441。出来高は15億5,143万株、売買代金は3兆9,596億円。
著名投資家ウォーレン・バフェットが率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイが円建て債の発行を準備していると報じられた。
5大商社を買い増すという見方から商社が買われたが、バークシャー・ハサウェイの商社の保有比率はかつて上限と述べていた9.9%に迫っているので、商社以外にも投資先があるのではないかという思惑も意識され、日経平均は続伸となった。
その他、円相場が1ドル=152円に接近したことも株高要因。
米国では本日から3日連続で国債入札が実施されるので、応札の状況や、10日に発表される3月の消費者物価指数を受けて、米国金利が一段と切り上がるかが注目されている。
信越化学(4063)が国内に半導体フォトレジスト(感光材)の新工場を建設する計画で、旺盛な需要が再認識されたため、レーザーテックや東京エレクトロン、さくらインターネットも買われた。
東電が高い。
銅市況の上昇で非鉄株が買われ、資産価値の上昇期待で不動産株も物色された。
バフェット関連の商社株と円安メリットで機械株も高い。
一方、ロームは転換社債の発行で売られた。
医療器具のマニーは第2四半期の増益率が第1四半期に比べて鈍化したため下落した。

業種別上昇率上位は非鉄、卸売、空運、不動産、輸送用機器で、下落は紙パルプ、医薬品、海運、建設、精密。(W)

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