TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] ホンダが半導体の調達難により北米でも減産方針となったことで半導体関連が買われ、上昇を牽引した。石油と海運も買われ、電力と医薬品は安い
速報・市況2021年1月13日

☆[概況/大引け] ホンダが半導体の調達難により北米でも減産方針となったことで半導体関連が買われ、上昇を牽引した。石油と海運も買われ、電力と医薬品は安い

大引けの日経平均は28,456.59円の292.25円高、TOPIXは1,864.40ポイントの6.46ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,232、値下がり銘柄数は856。出来高は12億3,956万株、売買代金は2兆7,355億円。
円高が影響し、日経平均はもみ合いで始まったが、半導体関連が牽引し11時前から騰勢を強めた。ホンダが半導体の調達難に伴い、国内で小型車「フィット」を中心に生産調整を実施するが、北米でも減産に踏み切る方針を明らかにしたため、半導体関連の東京エレクトロンやレーザーテック、ルネサスエレクトロニクス、アドバンテストが買われた。
その他、原油高で石油関連株は続伸となり、海運市況高で海運株も上昇した。
技研製作所は好決算で、PR TIMESは通期予想を上方修正しストップ高となり、インターアクションは今期9.7%営業増益予想で急騰した。
トーヨーカネツ(6369)は大型水素貯蔵タンクの開発を行っていることが注目され大幅高となった。
東海カーボンと日本カーボンはゴールドマン・サックスによる投資判断引き上げが好感された。
一方、卸電力価格の高騰により購入電力費用がかさむことで関西電力は売られ、電源開発も仕入れ価格上昇が警戒された。
武田薬品や大日本住友製薬が売られ、オリンパスは物言う株主のバリューアクト・キャピタルの持ち株比率低下で下落した。
業種別上昇率上位は鉱業、石油、海運、金属、ゴムで、下落率上位は電力ガス、精密、医薬品、輸送用機器、小売。

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